第157回日商簿記検定3級 解答解説
本日実施された157回日商簿記検定3級について
総評や簡単な解答解説を随時更新します。
総評
出題内容
第一問 仕訳
第二問 帳簿記入(商品有高帳と仕入帳)
第三問 合計試算表
第四問 語句選択
第五問 決算整理後残高試算表
今回の難易度はかなり簡単なようです。
試験終了前に解き終わって退室された方もかなりいる様です。
Twitterで難易度アンケートを行なっていますがこの総評執筆現在の10時55分時点で100票以上の回答があり、
61%が簡単、28%が普通と9割の方が十分戦える試験だと言っています。
もちろんこの時間帯の為出来る人がアンケートに答えている感は否めませんが、過去の試験と比べるても難易度は低いと言えるでしょう。
個人的にも一部見慣れない問題がありましたが
第一問、第三問、第五問と得点源でしっかり稼げる問題だった為合格率は高いと予想します。
第一問 仕訳
1.備品の期首売却
2.建物の修繕(収益的支出かつ未払い)
3.収入印紙と切手の購入
4.手形借入金(利息の月数按分が必要)
5.証ひょう(納品書兼請求書)の売上と消費税
特段難しい論点はありませんでした。
修繕費の支払いは資本的支出か収益的支出か不明な為、収益的支出で行えば問題無いでしょう。
また手形借入金が期中での借入のため、利息の計算は月数按分を行います。
第二問 帳簿記入(商品有高帳と仕入帳)
商品有高帳等の穴埋めでしたが、仕入帳や売上帳を見ながら必要な所を埋める問題でした。
期首繰越が5200円と金額しか分からず戸惑ったかも知れませんが、そこは飛ばして受入欄と払出欄を埋めれば、先入先出方の記帳方法から期首40個と単価130円という数字が導き出せます。
第三問 合計試算表
オーソドックスな問題の為、特筆すべき事項はありません。
第四問 語句選択
こちらは少し難易度が高かったです。
特に手続き関係は税理士試験の簿記論や財務諸表論を受講する段階で分かっていない人が多いですから対策をしていなければ解けなかったと思います。
その為ここでは、1問目と2問目、この2問を正解すれば十分です。
第五問 残高試算表
オーソドックスな問題の為、特筆すべき事項はありません。
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