【第157回予想】日商簿記3級
今回は2021年2月に行われる第157回日商簿記検定3級の試験予想を実施します。
余談ですが試験時間が2時間での実施は今回が最後となります。
一覧
A第1予想 B第2予想 C第3予想
第1問
仕訳
第2問
A勘定記入 B帳簿記入 C補助簿の選択
第3問
A残高試算表 B合計残高試算表 C合計試算表
第4問
A商品有高帳 B仕訳日計表 C語句選択
第5問
A財務諸表 B精算表 C決算整理後残高試算表
詳細
第1問
ここは毎回仕訳の問題が出ますので出題形式は間違いなく当たるでしょう笑
また問題文など出題パターンはある程度定型文の為、過去問での対策が1番効率が良いと思います。
とは言っても仕訳の問題は1問4点の配点です。ここを得点源とするか否かで合否に直結するためもう少し具体的に見ていきます。
まず過去の統計から
商品売買・手形取引・租税公課・固定資産の購入売却
これらの論点が良く出ています。
私個人の予想としては頻出論点を除けば
未収入金・所得税の源泉徴収・消費税
を挙げさせていただきます。
未収入金や源泉徴収は一定期間毎に固まって出てきます。周期的にはそろそろなのでーと思っております。
第2問
第2問は過去10回の試験のほとんどの回で勘定記入又は補助簿が出ています。
その為普段の予想であればこの2つが第1予想、第2予想となるんですが、今回は前回の試験から少し予想が異なります。
なんと156回の試験において第2問に勘定記入、第4問に補助簿の選択が出題されました。
つまりどちらが出ても連続での出題となります。
ここで過去の統計を見ると補助簿が連続出題された事は過去10回の試験においてはありません。
その為補助簿の選択が今回の試験で出る可能性はかなり低いと考えられます。
あとは147回に第2問で出題実績のある帳簿記入を対抗として第二予想に入れさせていただきました。
第3問
第3問はほぼ間違いなく試算表が出題されます。
試算表には合計試算表、残高試算表、合計残高試算表の3種類があります。
近年は残高試算表での出題がほとんどですが、どれが出てもおかしくないので全て押さえる必要があります。
とは言っても合計試算表が出来るようになれば、合計試算表の貸借差額で残高のみ記載すれば残高試算表、合計と残高の両方を記載すれば合計残高試算表になりますので、それほど負担はないかと思います。
また試算表の問題は2重仕訳の論点が出てきます。過去9回のうち2重仕訳が絡んだものは2回のみですが、ここ5回は出ていませんので周期的にはいつ問われてもおかしくありません。
ということで、個人的には残高試算表の2重仕訳有りの問題を予想しております。
第4問
第4問は伝票、商品有高帳、語句選択、仕訳日計表、補助簿の選択など多岐にわたり出題されます。
そのせいで費用対効果が悪く習熟度が低いまま試験を迎える方も少なくありません。
確かに10点程度の問題ですが、されど10点。
時間がない方はヤマを張ってみてもよいのではないでしょうか。
予想としては商品有高帳、仕訳日計表、語句選択です。
出題論点が多いため連続して同じ問題が問われることがほとんどありません。
その為前回問われた伝票と補助簿の選択が除かれます。
残りは周期的なものや最近の日商簿記のトレンドを考慮して選ばせていただきました。
語句選択は会計用語の定義が問われています。
受験生が非常に苦手にしていますのでテキストや過去問で必ず確認してください。
第5問
第5問は精算表又は財務諸表(貸借対照表・損益計算書)が出題されます。
出題内容もほとんどパターン化されているため過去問で対策するのが良いでしょう。
未処理や誤処理、現金過不足あたりは正答率が高いですが、収益費用の前受前払を苦手にされる方は非常に多いです。
これを間違えると失点が複数に及ぶため確実に取れるようにしてください。
その他未処理等で売掛金など債権金額が変わった場合の貸倒引当金、精算表で売上原価算定を仕入の行ではなく売上原価の行で行う場合等ケアレスミスに注意してください。
試験直前ではありますが、何か質問があればいつでもお問い合わせください!
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